ワクチン接種 職場での集団接種可能か検討 田村厚生労働相

新型コロナウイルスのワクチン接種について、田村厚生労働大臣は、職場での集団接種を認めることができないか検討する考えを示しました。

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって、自民党内からは「会社員などから土日の接種希望が集中することが予想され、平日に職場で集団接種を行うほうが効率的だ」などとして、職場での集団接種も認めるよう求める意見が出ています。

これについて田村厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で「基本的には住民票のある地域で対応するが、両立できるかや、どういうやり方がいちばん効率的に多くの人に、短期間で接種できるか検討したい」と述べ、職場での集団接種を認めることができないか検討する考えを示しました。

また、厚生労働省が、12日の部会で承認の是非を判断する方向で調整を進めているアメリカの製薬大手ファイザーのワクチンについて、田村大臣は「先月29日にファイザーから国内治験データの報告書が提出されているので、国内治験データも踏まえて早急に審査進めている状況だ」と述べました。

そのうえで「最速で対応できるように体制を整えているが、安全性をしっかり確認できないと承認できない。そこをしっかり確認することを大前提に審査している」と述べました。