東京都 飲食店の時短要請継続へ 医療提供体制の大幅改善目指す

東京都内の新型コロナウイルスの感染確認は、緊急事態宣言の期間が始まった先月8日と比べて減少しているものの、重症患者などは高い水準で推移していて、都は、宣言が延長された場合、飲食店への営業時間の短縮要請を継続するなどして、感染拡大をさらに抑え込み、医療提供体制の大幅な改善を図りたい考えです。

東京都内では、感染確認の7日間平均が、緊急事態宣言の期間が始まった先月8日時点では1460人だったの対し、1日時点では818人と減少しています。

一方、入院患者は、
▽先月8日が3178人、
▽今月1日は2899人、
重症患者は、
▽先月8日が129人、
▽今月1日は133人で、
医療提供体制のひっ迫につながる数値は高い水準で推移しています。

小池知事は1日夜「皆さんの協力でかなり抑えられてはきている」と述べた一方で「行動が変わるとまたウイルスが広がる。ここがこらえどころだ」などと述べ、対策を緩めることなく続けることが重要だという認識を示しました。

都としては、緊急事態宣言が延長された場合、政府の方針を踏まえて飲食店などに対して行っている、午後8時までの営業時間の短縮要請を継続するなどして、感染拡大をさらに抑え込み、医療提供体制の大幅な改善を図りたい考えです。