菅首相陳謝 緊急事態宣言中に深夜の飲食店出入りで離党や更迭

緊急事態宣言が続く中、深夜まで飲食店に出入りしていた田野瀬文部科学副大臣を更迭したことなどについて、菅総理大臣は「国民に無理をお願いしている中、政治家はみずから襟を正さなければならない。私からおわびしたい」と陳謝しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が続く中、深夜まで飲食店に出入りしていた責任をとりたいとして、自民党の松本元国家公安委員長、田野瀬文部科学副大臣、大塚国会対策副委員長の3人が1日離党し、田野瀬氏は副大臣を更迭されました。

これについて菅総理大臣は1日夜、総理大臣官邸で記者団に対し「緊急事態宣言下で、深夜まで会食をして、きょうまで明らかにしなかった。そうしたことを受けて、田野瀬文部科学副大臣を更迭した」と述べました。

そして離党した3人について「国民にこれだけの無理をお願いしている中、政治家はみずから襟を正さなければならず、誠に遺憾だ。私から改めて国民におわびしたい」と述べ、陳謝しました。

一方菅総理大臣は、去年12月、みずからが5人以上の会食に参加したことについて「私のことは大変申し訳ないと思っている」と述べたほか、坂本一億総活躍担当大臣が先月、感染が確認された自民党の石原元幹事長らと昼に会食していたことについては「しっかりしたルールのもとに行われたと理解している」と述べました。