解任された旭川医科大学病院元病院長が会見 解任撤回求める

会議の情報を外部に漏らしたなどとして解任された旭川医科大学病院の元病院長が記者会見し、解任は不当だとして大学に解任の撤回を求めました。

旭川医科大学病院の病院長だった古川博之氏は、学内の会議の情報を外部に漏らしたなどとして、先週、大学から病院長を解任されていました。

これに対し古川氏が1日、旭川市で記者会見し「客観的な証拠はない」として情報を漏らしたことを否定しました。

そのうえで「大学の決定は、解任ありきが透けて見える」と述べ、解任は不当だとして大学に解任の撤回を求めました。

1日付けで大学の役員会あてに、解任の撤回を求める文書を提出したということです。

さらに古川氏は、吉田晃敏学長から病院長を退くよう迫られたと明らかにしたうえで「パワハラ発言が繰り返された」と述べ、大学に対し、第3者委員会を立ち上げて、調査するよう求めました。

吉田学長を巡っては、学内の会議で新型コロナウイルスのクラスターが発生していた民間病院を名指しし「コロナをまき散らした」などと発言したとされ、「誤解を与えてしまった」と釈明していました。