コロナ感染 自宅療養者の「買い物支援」福岡市のNPO

新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人を対象に、買い物の支援を行う取り組みを福岡市のNPOが1日から始めました。

この取り組みは、被災地の支援を行う福岡市西区のNPO「YNF」が新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中で買い物に行けず困っている人を対象に1日から始めました。

電話やインターネットで申し込みを受け付けると、指定された食料品や日用品を購入したうえで依頼者の自宅を訪れ、屋外で対面せずに買ったものと、事前に伝えた買い物の代金の受け渡しを行います。

初日の1日は、スタッフたちが買い物の代金を対面せずに受け取るための集金袋のほか、感染対策のためのマスクや消毒液を確認していました。

福岡県によりますと、先月30日の時点で新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人は1290人にのぼっていますが、行政による買い物支援や配食サービスなどは十分でない現状にあります。
「YNF」の江崎太郎代表理事は「こうしたサービスを利用してストレスを少なくして療養期間を過ごしてほしい」と話していました。

この買い物支援は福岡市西区の人を対象に今月26日まで、平日の午前10時から午後5時まで受け付けています。

利用は無料ですが、買い物の代金は実費が必要です。

電話番号は、080-3902-1550です。