“ドライブスルー”で料理販売 売り上げ確保へ 熊本の飲食店

新型コロナウイルスの影響が続くなか、熊本市では売り上げが落ち込んでいる複数の飲食店がドライブスルー方式で料理を販売する取り組みを行っています。

この「ドライブスルーキッチン」は熊本市内の8つの飲食店が少しでも売り上げを確保しようと共同で行っていて、駐車場を借りておよそ20種類の料理を販売しています。

1日は午前11時半にオープンすると次々と客が車で訪れ、車に乗ったままメニューを見て注文していました。

各店舗は料理の受け渡しをスムーズに行うため販売する料理を最大3種類にし、すべての料理を800円に統一しています。

料理を購入した女性は「ドライブスルーだと、感染リスクが低く安心感があります。なじみの飲食店が出店しているので支援につながればうれしいです」と話していました。

「ドライブスルーキッチン」の実行委員長の川村征次郎さんは「店自慢の味を安心して自宅で楽しんでほしい」と話していました。

熊本県では県独自の緊急事態宣言が出されていて、県が県内すべての飲食店に対し、営業時間を午後8時までに短縮するよう要請しています。