大阪 吉村知事「宣言延長やむなし 途中解除も検討すべき」

大阪府の吉村知事は今月7日が期限の緊急事態宣言について、病床がひっ迫しているため延長はやむをえないという意向を示しました。一方、感染の急拡大は抑えられているとして、延長後の宣言の途中解除も検討すべきだという考えを示しました。

大阪府の吉村知事は1日、記者団に対し、大阪も対象になっていて今月7日が期限の緊急事態宣言について「時短要請などにご協力いただいて大阪での感染の急拡大は抑えられており、効果が一定程度現れている。しかし、病床はひっ迫した状況が続いており、宣言の延長はやむなしと思う」と述べ、こうした意向を政府に伝える考えを示しました。

一方で、吉村知事は「宣言で多くの犠牲も払っており、1か月間、漫然と延長するようなことは違うと思う。だらだらやるのではなく、効果が出たら解除すべきだ」と述べ、延長後に宣言を途中解除することも検討すべきだという考えを示しました。

吉村知事は、1日中に兵庫県の井戸知事と京都府の西脇知事と協議したうえで、大阪府の対策本部会議を開き、方針を正式に決定する考えを明らかにしました。

このほか、営業時間の短縮や不要不急の外出自粛の要請については「宣言が延長されれば、要請も延長する」と述べました。