沖縄 宮古島市 感染拡大で医療体制ひっ迫 支援の自衛隊が訓練

新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制がひっ迫している沖縄県宮古島市で、医療支援のため現地入りした自衛隊の看護官らが31日からの活動に向け事前の訓練を行いました。

人口およそ5万5000人の沖縄県宮古島市では、29日までの4日間で110人を超える新型コロナウイルスの感染者が新たに確認され、医療体制がひっ迫しています。

沖縄県からの災害派遣要請を受けて現地に入った陸上自衛隊の看護官らは30日、宮古島に駐屯する部隊と合わせて40人の災害派遣隊に編成されました。

そして、伊高賢隊長が「感染防止対策を万全にしながら緊張感を持って任務に当たってほしい」と訓示しました。

このあと、防護服を着脱する訓練が行われ、去年、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対応に当たった看護官から説明を受けながら、防護服やマスクを身につける手順を確認していました。

陸上自衛隊の災害派遣隊は31日から、感染者の集団=クラスターが発生した高齢者施設の医療支援に当たることにしていて、来月13日まで活動する予定です。