「なでしこジャパン」 アメリカでの国際大会を辞退 コロナ影響

サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2月にアメリカで行われる国際大会への出場を取りやめることを決めました。

これは、日本サッカー協会が29日に発表しました。

女子日本代表は、2月18日からアメリカで開かれる4チーム対抗の国際大会に出場する予定でしたが、日本国内での感染拡大が収まらない中、アメリカへの遠征前に行う国内の合宿に代表メンバーが集まることが感染を広げるおそれがあるなどとして、大会への出場を取りやめたということです。

この大会は毎年、アメリカのほか3か国が参加し、ことしは日本、ブラジル、カナダが招待されていました。

日本の代わりには、アルゼンチンが出場するということです。

女子日本代表は去年3月に、この大会に出場して3連敗を喫し、それ以降は感染拡大の影響で公式戦から遠ざかっています。

女子日本代表の高倉麻子監督は「貴重な実戦の場はなくなるが、難しい状況にあるのは全世界どのチームも同じだ。どんなことが起きようと与えられた環境でベストを尽くし、東京オリンピックに向けて万全の準備を進めていく」とコメントしています。