新型コロナ 11都府県の6指標の状況(27日現在)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。内閣官房によりますと1月27日時点で、緊急事態宣言が出た11の都府県では、ほとんどの自治体が複数の指標で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えています。なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▽東京都で72%
▽埼玉県で65%
▽千葉県で59%
▽神奈川県で48%
▽栃木県で48%
▽愛知県で65%
▽岐阜県で53%
▽大阪府で75%
▽兵庫県で78%
▽京都府で38%
▽福岡県で65%です。

このうち重症者用の病床は
▽東京都で107%
▽埼玉県で40%
▽千葉県で30%
▽神奈川県で53%
▽栃木県で43%
▽愛知県で54%
▽岐阜県で27%
▽大阪府で65%
▽兵庫県で60%
▽京都府で41%
▽福岡県で32%となっています。

2療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たりステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で116人
▽埼玉県で63人
▽千葉県で85人
▽神奈川県で44人
▽栃木県で41人
▽愛知県で36人
▽岐阜県で26人
▽大阪府で64人
▽兵庫県で34人
▽京都府で57人
▽福岡県で56人です。

3検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▽東京都で8.4%
▽埼玉県で5.7%
▽千葉県で10.8%
▽神奈川県で13.5%
▽栃木県で5.0%
▽愛知県で7.8%
▽岐阜県で4.7%
▽大阪府で6.5%
▽兵庫県で8.9%
▽京都府で11.1%
▽福岡県で5.9%となっています。

4新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で53人
▽埼玉県で29人
▽千葉県で41人
▽神奈川県で39人
▽栃木県で13人
▽愛知県で19人
▽岐阜県で16人
▽大阪府で33人
▽兵庫県で25人
▽京都府で32人
▽福岡県で28人となっています。

5直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▽東京都で0.69倍
▽埼玉県で0.69倍
▽千葉県で0.81倍
▽神奈川県で0.61倍
▽栃木県で0.48倍
▽愛知県で0.79倍
▽岐阜県で0.67倍
▽大阪府で0.77倍
▽兵庫県で0.77倍
▽京都府で0.91倍
▽福岡県で0.69倍となっています。

6感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽東京都で56%
▽埼玉県で49%
▽千葉県で73%
▽神奈川県で55%
▽栃木県で42%
▽愛知県で45%
▽岐阜県で27%
▽大阪府で60%
▽兵庫県で46%
▽京都府で31%
▽福岡県で35%でした。