米国務長官 ウイグル族“中国政府がジェノサイド”と表明

アメリカのブリンケン国務長官は就任後初めて記者会見し、中国と気候変動問題などで協力を模索する考えを示す一方、ウイグル族らに対する中国政府の行為についていわゆる「ジェノサイド」にあたるとの認識を改めて表明し、人権問題には厳しく対応する姿勢を強調しました。

アメリカのブリンケン国務長官は27日、国務省で就任後初めてとなる記者会見に臨みました。

このなかで、ブリンケン長官は中国との関係について「おそらく世界で最も重要だ」としたうえで「両国の関係には敵対的な側面があるが、気候変動は我々が互いの利益のために協力できる分野だ」と述べ、バイデン政権が重要課題と位置づける気候変動問題などで、中国と協力を模索する考えを示しました。

一方、中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル族ら少数民族に対して行っている行為をめぐり、トランプ前政権は民族などの集団に破壊する意図を持って危害を加えるいわゆる「ジェノサイド」と認定しています。

これについて、ブリンケン長官は「ウイグル族に対してジェノサイドが行われたという認識は変わっていない」と述べ、人権問題では中国に厳しく対応する姿勢を強調しました。

また、トランプ前政権が離脱したイランとの核合意について「イランが合意を再び完全に順守すればアメリカも同じ行動をとる」とする一方で「イランは多くの違反をしている」とも述べ合意への復帰は当面は難しいとの考えを示しました。