アップル フェイスブック 大幅な増収増益 在宅勤務増加などで

アメリカのIT大手、アップルとフェイスブックが先月12月までの3か月間の決算を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務などが増えたことを背景に売り上げを伸ばし、いずれも大幅な増収増益となりました。

アップルとフェイスブックは27日、去年10月から12月までの決算を発表しました。

このうちアップルは、iPhoneの販売が好調だったほか、在宅勤務の増加を背景にパソコンやタブレット端末の販売が増えたことなどから、売り上げが1114億3900万ドル、日本円でおよそ11兆5900億円となり四半期として過去最高を更新しました。

最終的な利益も前の年の同じ時期と比べて29%増え、日本円でおよそ3兆円でした。

またフェイスブックは、いわゆる巣ごもり需要の増加を背景にオンライン広告事業が好調で売り上げが33%増えたほか、最終的な利益もおよそ53%増えて大幅な増収増益となりました。

フェイスブックはことし6月までの半年間の売り上げについて前年並みかやや上回る程度になるという見通しを示しています。

アメリカのIT大手をめぐっては独占的な地位を利用して競争を妨げていると批判されているほか、ソーシャルメディアの運営会社が利用者の投稿内容をどこまでチェックすべきか議論になっていて、業績が堅調な一方で各社への規制が導入されることになるかどうかに関心が集まっています。