過激派「中核派」議長が異例の記者会見 一連の事件の関与否定

過去にゲリラ事件などを繰り返してきた過激派「中核派」のトップで、およそ50年にわたって潜伏して活動してきた議長が27日に会見し、一連の事件について自身の関与を否定しました。

一方、警察当局は一部のメンバーが違法な活動を続けているとみて警戒しています。

会見を行ったのは、過激派組織「中核派」のトップ清水丈夫議長(83)です。

清水議長は、長期間にわたって「非公然」と呼ばれる活動にあたり、警視庁もほとんど動向をつかめていませんでしたが去年、51年ぶりに集会に姿を見せました。

27日の会見では「コロナ禍で社会もめちゃくちゃになっている。声を上げて闘わないといけない」などと述べたあと、質疑に応じました。

警察当局によりますと、中核派は1971年に東京 渋谷で派出所が襲われ警察官が殺害された「渋谷暴動事件」など、100以上の事件を起こしたとみられてますが、清水議長は一連の事件について自身の関与を否定した一方「どうしても必要な階級闘争だった」などと主張しました。

また、およそ50年間の潜伏活動の様子や、組織の詳しい実態については明らかにしませんでした。

過激派のトップが会見することは極めて異例で、捜査幹部の1人は「表に出ることで組織を引き締めるねらいがあるのではないか」と分析しています。

警察当局は、一部のメンバーが依然として違法な活動を続けているとみて警戒しています。