ゴディバ 北米の店舗運営事業から撤退へ 来店客が減少

ベルギーの高級チョコレートブランド「ゴディバ」は、来店客の減少を受けて北米での店舗の運営事業から撤退することを明らかにし、新型コロナウイルスの影響が有名ブランドにも及んでいます。

発表によりますと、ゴディバはことし3月末までに北米にある128店舗の売却や閉鎖を進めて運営事業から撤退するということです。

撤退の理由についてゴディバは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で店舗への来店客が減った一方、オンラインでの販売が拡大するなど、消費者の買い物のスタイルが変化したことを挙げています。

撤退に伴う従業員の雇用などへの影響については、公表しないとしています。
ニューヨーク中心部マンハッタンにあるゴディバの店舗では、入り口に「さようなら、ではありません。また会いましょう」と書かれたはり紙が掲げられていました。

アメリカではウイルスの感染拡大に伴ういわゆる巣ごもり需要の拡大でインターネット通販が伸びていて、小売業をはじめ各社が経営戦略の見直しを迫られています。