東京都 23区在住のコロナ自宅療養者に1週間分の食料品を提供

新型コロナウイルスに感染し自宅で療養する人を支援するため、東京都は25日から23区に住む自宅療養者に1週間分の食料品を無料で提供する取り組みを始めました。

新型コロナウイルスに感染して自宅で療養する人は、24日時点で都内で8474人に上っています。

また、都によりますと、これまでに8人が自宅療養中に亡くなっています。

都はこれまで自宅療養者を支援するため、都立の保健所がある多摩地域で1週間分の食料品を無料で提供していましたが、25日からは順次23区にも広げ都内全域で支援を行います。

具体的には、陽性が確認された人に保健所が食料品を希望するか確認し、都が民間に委託している「フォローアップセンター」から発注を受けた小売業者が段ボール3箱に食料品を詰めて自宅に発送します。

中身は、2リットル入りの飲料水6本のほか、カップめんやレトルト食品、お菓子など日持ちするものが入っています。

都では、「フォローアップセンター」に待機している看護師や保健師などに24時間、電話で相談したり、無料通話アプリ「LINE」で毎日の健康状態を報告したりする仕組みも25日から順次、23区内の自宅療養者に広げ、症状の悪化などに速やかに対応したい考えです。