スイカ模様のガスタンク「リンゴ皮むき工法」で解体 千葉 富里

全国有数のスイカの産地、千葉県富里市で街のシンボルとして親しまれてきたスイカの模様が描かれたガスタンクの解体工事が進められています。その作業は巨大なスイカが、リンゴの皮をむくように解体されるユニークな方法で行われています。

千葉県はスイカの収穫量全国2位で、富里市は有数の産地です。

その郊外にある高さ37メートル、直径34メートルの巨大なガスタンクは特産のスイカの模様が描かれ、住民に親しまれてきました。

しかし、設置されて20年間がたち、老朽化に加えて各世帯にガスを届ける導管の技術が進歩したことで、ガスをタンクにためる必要がなくなったことから撤去することになり、東京ガスが去年11月から解体作業を進めてきました。

解体は「リンゴ皮むき工法」と呼ばれるユニークな方法で行われています。

ガスタンクの頂上付近から作業員2人が乗ったゴンドラをクレーンでつり下げ、作業員がタンクの外側からガスバーナーを使って厚さが3.6センチある鋼板を少しずつ切り取っていきます。

鋼板の幅は1.5メートル。

リンゴの皮のように切り取られていきます。

切り取られた鋼板は、その重みでらせん状に少しずつタンクの内側に垂れ下がり、地面に落ちていきます。

こうして鋼板は1日に、およそ80メートルずつ切り取られていくということです。

この「リンゴ皮むき工法」は、高い場所で切り取った鋼板をクレーンを使って地上に降ろす必要がないため、工事費用を抑制できるほか、安全性を高められるメリットがあるということです。

ガスタンクのすべての解体作業が終わるのは、3月中旬になるということです。

巨大なスイカでリンゴの皮をむくように行われるユニークな解体作業を進める東京ガスは「ガスを供給する役目を終えたガスタンクにお疲れさまという気持ちです。最後まで作業が無事に終わるよう工事を進めてまいります」と話しています。