東京都 新型コロナ 618人感染確認 高齢者14人死亡

東京都は25日、都内で新たに618人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が700人を下回るのは、先月28日以来です。

また都は、感染が確認されていた高齢者14人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は25日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて618人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が700人を下回るのは、先月28日以来です。

年代別は
▽10歳未満が23人
▽10代が36人
▽20代が117人
▽30代が114人
▽40代が83人
▽50代が93人
▽60代が49人
▽70代が50人
▽80代が30人
▽90代が23人です。

25日の618人のうち、50%近くにあたる308人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、50%の309人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

このほか、アメリカへの渡航歴がある人が1人いるということです。

濃厚接触者の内訳は「家庭内」が最も多く154人、「施設内」が95人、「職場内」が17人、「会食」が15人などとなっています。

これで、都内で感染が確認されたのは、合わせて9万4508人になりました。

都の担当者は、25日の感染確認が618人だったことについて「年末年始の影響で異常に多かった部分が抜けて今の状態になったと思われるが、まだまだ高い数字だ。『減ったから』ではなく『ここからいかに減らせるか』が
大きなポイントだ」と話し、引き続き感染防止対策の徹底を呼びかけています。

また、25日時点で入院している人は24日より10人増えて2808人となりました。

「現在確保している病床に占める割合」は70.2%です。

このうち、都の基準で集計した25日時点の重症の患者は、24日より8人減って148人で、重症患者用の病床の59.2%を使用しています。

感染が確認された人のうち、自宅で療養している人は24日より411人減って8063人でした。

都が確保したホテルなどで療養している人は24日より6人減って876人で、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は24日より505人減って5568人でした。

また、都は、感染が確認されていた70代から100歳以上までの男女14人が死亡したことを明らかにしました。

都によりますと、このうち4人は自宅療養中で、100歳以上の女性は入院調整をしていたものの、陽性と判明してから9日後に容体が急変し、暮らしていたグループホームで亡くなったということです。

ほかの3人は入院調整をしていなかったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて796人になりました。