東京五輪まで半年 WHO「実現するため感染収束を」

半年後に迫った東京オリンピックについてWHO=世界保健機関の危機対応の責任者は「実現するための最もよい方法は感染を収束させることだ」と述べました。

1年延期になった東京オリンピックの開幕まで23日で半年です。

WHOの危機対応の統括、ライアン氏は22日、定例の記者会見で東京オリンピックの開催について問われたのに対して「WHOはオリンピック開催の決定に関与する立場にはない」と改めて強調したうえで「実現するための最もよい方法は感染を収束させることだ」と述べました。

ライアン氏は、日本は去年、感染の拡大を抑え込んだと指摘し「いつでも日本政府やIOC=国際オリンピック委員会に技術的な助言をしていく」と述べました。

米報道官「バイデン大統領と話し合っていない」

一方、アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は定例の記者会見で、東京オリンピック・パラリンピックをめぐりバイデン大統領が代表選手を日本に派遣することを安全だと考えているかと問われ、「バイデン大統領や国家安全保障の担当者とは話し合っていない」と述べるにとどめました。