石川県 独自の「感染拡大警報」 大人数の会食の自粛を強く要請

石川県は、県内で新型コロナウイルスの感染者の増加に歯止めがかからないことを受け、県独自の「感染拡大警報」を出して大人数での会食の自粛などを強く要請しています。

石川県は、21日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、県内の病床使用率が20日時点で54.3%に達するなど、厳しい現状を確認しました。
これを踏まえ、県は独自の「感染拡大警報」を出して、県民や事業者に対し、大人数での会食の自粛を強く要請するとともに、緊急事態宣言が出されている11の都府県との不要不急の往来自粛などを呼びかけました。

また打ち合わせなどの際はオンラインでの実施を検討し、重症化しやすい高齢者は慎重に行動してほしいとしています。

会議で谷本知事は「先月以降、感染が拡大傾向にあり、予断を許さない状況と言っても過言ではない。感染拡大警報を出す段階だ」と述べました。

谷本知事は、会議のあと記者団に対し「若者を中心に会食やカラオケでのクラスターが相次いでいる。原点に立ち戻ってマスク着用などの基本的な感染対策を徹底してほしい」と述べました。