直近1週間 飲食店の来店客 感染拡大前のおととしに比べ67%減

緊急事態宣言が11の都府県に拡大されて最初の日曜日にあたる今月17日までの1週間に全国の飲食店を訪れた客は、新型コロナウイルスの感染拡大前より67%余り減少し、宣言が出る前の先月からさらに落ち込んでいるという調査結果がまとまりました。

飲食店向けに予約や顧客管理のシステムを提供している東京のIT企業「トレタ」は、今月17日までの1週間に全国の飲食店およそ4200店舗を訪れた来店客の数を調査しました。

それによりますと、来店客の数は感染が拡大する前のおととしの同じ時期に比べて67.7%減りました。

時間帯ごとの減少幅は、
▼午前11時から午後3時までが38.6%、
▼午後5時から午後8時までが73.7%、
▼午後8時から翌日の午前0時までが89.2%で、営業時間の短縮要請を受けて午後8時以降の客数が特に減っています。

11の都府県に緊急事態宣言が出る前の先月は、20日までの1週間で来店客は前の年の同じ時期から53.6%減少していて、宣言が出たあとの今月は落ち込みの幅が14ポイント余り拡大しています。

調査した会社は「緊急事態宣言の影響で飲食店の来店客は大きく減少している。宣言が出て以降も感染拡大がおさまらず、外食を控える動きが広がっているため、来店客の数はさらに減るのではないか」と話しています。