プロ野球 “延長10回打ち切り”などコロナ特例 今季も継続へ

プロ野球は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、昨シーズン設けた出場選手の登録枠の拡大や延長10回打ち切りなどの特例を今シーズンも継続することを決めました。

これは19日オンラインで開かれたプロ野球の実行委員会で決まりました。

特例では、昨シーズンに引き続き選手の負担を軽減するため、
▼延長は10回で打ち切り、
▼出場選手登録は通常の29人から31人に、
▼出場登録できる外国人選手は4人から5人に、
▼ベンチに入ることができる選手は25人から26人にそれぞれ増やします。

一方、昨シーズンは特例を使って外国人選手を「ピッチャー4人と野手1人」、または「ピッチャー1人と野手4人」にした場合、その球団が5人を登録するかぎりはこの組み合わせから変更できないとしていましたが、今シーズンはこの制限はなくなりました。

しかし、4人あるいは5人全員をピッチャーまたは野手にすることはできないということです。

そして、新型コロナウイルスの感染が疑われるなどして出場選手登録を抹消されても、復帰が可能になれば通常の10日間を待たずに再び登録できる特例も継続されます。

昨シーズンは代替選手として登録された選手が、その後、登録を外れた場合、ほかの代替選手との入れ替えに限って10日を待たずに再び登録できるとしていましたが、今シーズンはどの選手との入れ替えでも10日を待たずに可能になりました。

このほか、昨シーズンは試合数が120試合に減ったことに伴い、ピッチャーの最高勝率のタイトル獲得の条件を10勝以上に変更していましたが、今シーズンは例年どおり143試合を行う予定のため、これまでと同じ13勝以上に戻しました。