あすから首都圏で終電繰り上げ “時刻表確認を”

新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴って20日から首都圏のほとんどの鉄道で終電が繰り上げられるのを前に、鉄道各社は利用する路線の時刻表を確認するよう呼びかけています。

JR東日本や大手私鉄など首都圏の鉄道23社、それに東京都交通局と横浜市交通局の地下鉄は、20日から最大で30分程度、終電を繰り上げます。
このうちJR東日本では19日朝、新宿駅のコンコースに駅員8人が終電の繰り上げを知らせるプラカードなどを持って立ち、時刻表の確認などを呼びかけました。
また、各路線のホームに終電近くの時刻表とともに新たな終電時間を大きな赤い文字で書いたポスターを貼り、利用する人に注意を促していました。

JRでは、山手線、京浜東北線、中央線、総武線の各駅停車など11の路線で、10分から30分程度終電の繰り上げが行われます。

新幹線の繰り上げはありません。

JR東日本の森山英彦新宿駅長は「終電間際で、ほかの会社の電車に乗り継げなくなっている場合もあるので、ホームページなどで時刻表を確認してほしい」と話していました。

今回の繰り上げは、緊急事態宣言に伴った国や1都3県からの要請を受けて行われ、宣言が出ている間は続けられる見通しだということです。