PCR検査検体の郵送 容器3重に包むなど対策を 日本郵便

日本郵便は増加しているPCR検査の検体の郵送について、容器を3重に包むなどの対策を行うよう呼びかけています。来月1日以降、適切に対策が取られていない場合は、引き受けを断るとしています。

新型コロナウイルスに感染しているかどうか調べるPCR検査をめぐっては、みずから採取した唾液などの検体を、検査機関に郵送する人が増えています。

これを受けて日本郵便は、郵送の際にウイルスが漏れることを防ぐため利用者に対策を行うよう呼びかけています。

具体的には、
▽検体を容器に入れる際にウイルスを感染しない状態にする「不活化」を行うこと、
▽検体を入れた容器を3重に包み「UN3373」と記載された箱を、もっとも外側にすること、
そして、
▽ゆうパックで送る際には、ラベルの内容欄に「コロナ検体(不活化済)」と記載することなどを求めています。

来月1日以降、適切に対策が取られていない場合は引き受けを断るとしています。
日本郵便の調査・広報部の村田秀男部長はオンラインで開いた会見で「利用者や社員の安全を確保するために必要な措置として理解してほしい」と述べました。