自賠責保険料 平均6.7%引き下げへ コロナなどで交通事故減少

自動車やバイクを持つ人に加入が義務づけられている自賠責=自動車損害賠償責任保険の保険料が、ことし4月の契約分から平均で6.7%引き下げられることが決まりました。自動ブレーキなどの安全技術の普及や新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で交通事故が減っているためです。

自賠責保険は、交通事故に備えて自動車やバイクを持つ人に加入が義務づけられている強制保険で、金融庁の審議会が毎年、保険料が妥当か検討しています。

18日、オンラインで開かれた審議会では、自動ブレーキなどの安全技術の普及や、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で事故が減少し、保険金の支払いが想定より減っていることから、ことし4月の契約分から平均で6.7%引き下げられることが決まりました。

その結果、離島と沖縄県を除く地域の場合、自賠責の保険料は、一般的な2年の契約で、
▽自家用の乗用車が現在の2万1550円から2万10円に、
▽軽自動車が2万1140円から1万9730円に、
▽原付きバイクが8950円から8850円になります。

自賠責の保険料の引き下げは2年連続です。