入院先見つからず容体悪化 80代女性死亡 京都 新型コロナ

先月、新型コロナウイルスの感染が確認された京都市の80代の女性が、入院先を探している最中に容体が悪化し死亡していたことが分かりました。

京都府によりますと、先月26日、京都市内に住む80代の女性が新型コロナウイルスに感染したと、市の保健所から京都府に連絡がありました。

府では、65歳以上の高齢者、または基礎疾患がある患者は原則入院させることにしていて、この女性についても医療機関と調整しましたが、受け入れ先が見つからず、府や市によりますと、5日後の31日、新型コロナウイルスによる肺炎で死亡したということです。

当初、この女性の症状は軽症だったということで、京都府は「症状の重い患者を優先して入院に向けた調整を行っていた。医療体制はひっ迫していて、感染者数を抑えなければ状況の改善は難しい」と話しています。