妊婦の円滑な転院へ都と連携 3病院のコロナ専門化で官房長官

東京都の3つの病院が実質的に新型コロナウイルスの専門病院となることに伴い、転院を求められる妊婦らから不安の声があがっていることについて、加藤官房長官は円滑な転院に向けて都と連携して対応する考えを示しました。

東京都は都立広尾病院など3つの病院について、新型コロナウイルスの患者を重点的に受け入れて実質的に専門病院とする方針ですが、転院を求められる妊婦などからは不安の声があがっています。

これについて加藤官房長官は、午前の記者会見で「必要な医療をどう提供していくかは、地域の中で役割分担を協議し、対応していただきたい。新型コロナウイルスの患者の受け入れに対しては支援措置を設けており、そうしたものを活用しながら転院を円滑に進めていただきたい」と述べました。

そのうえで「保険が適用される医療には追加的な費用はないが、出産の場合は、それぞれの自己負担なので、転院されるかたに納得してもらえるよう、国としても都と連携しながら対応していきたい」と述べました。