米 休園中のディズニーランドもワクチン接種の会場に

新型コロナウイルスの感染拡大が特に深刻なアメリカ西部のカリフォルニア州では、休園中のテーマパーク、ディズニーランドもワクチン接種の会場となっています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学によりますと、アメリカ国内で12日に報告された1日当たりの新たな感染者は21万人以上で、特に状況が深刻な西部カリフォルニア州では、およそ4万6000人でした。

こうした中、去年3月から休園が続いているカリフォルニア州アナハイムにあるテーマパーク、ディズニーランドでは、13日から駐車場がワクチン接種の会場になりました。

初日には式典も行われ、アナハイムのシドゥー市長が、「ここは本来は家族や友達と一緒に楽しむための場所だが、今は普通の時ではない。私たちは状況の改善に向けて大きな一歩を踏み出すことになる」と述べました。

会場には白いテントが設営され、医療従事者や高齢者など、事前に登録したおよそ3000人が訪れてワクチンの接種を受けました。

地元当局は今後、態勢を強化し1日に接種できる人数を7000人にまで増やしたいとしています。

カリフォルニア州では、大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地の球場も会場として使われる予定で、ワクチンの接種を加速させるための取り組みが続いています。