三重県 独自の「緊急警戒宣言」 3市の酒提供飲食店に時短要請

三重県は、新型コロナウイルス対策のため県独自の「緊急警戒宣言」を出し、1月18日から桑名市と四日市市、鈴鹿市の3つの市で、酒を提供する飲食店などの営業時間を午後9時までに短縮するよう要請しました。

三重県は、緊急事態宣言が出された愛知・岐阜の両県と連携して感染拡大防止に取り組むため、14日、新型コロナウイルス対策の会議を開き、県独自の「緊急警戒宣言」を出しました。

緊急警戒宣言では、愛知県に近い県北部にあり、感染状況が悪化している、桑名市、四日市市、鈴鹿市で酒を提供したり接待を伴ったりする飲食店に対し、営業時間を午後9時までに短縮するよう要請しています。

期間は、1月18日から2月7日までで、三重県は、営業時間の短縮に協力する飲食店に対して、協力金を支給するということです。

また、県民に対しては、生活の維持に必要な場合を除き、県外への移動を避けることや、大人数で長時間におよぶ飲食は親族間や昼食であっても避けることなどを要請しています。

このほか、事業者に対しては、外国人従業員への感染防止策の丁寧な周知や、テレワークの推進による出勤の5割削減などを求めています。

知事「今 抑えないと桁違いに爆発的な増加につながりかねない」

鈴木知事は「今、感染者数を抑えないと桁違いに爆発的な感染者数の増加につながりかねない。医療機関のひっ迫を生むかどうかのギリギリの瀬戸際だ」と述べ、協力を呼びかけました。