東京都 コロナ 1502人感染確認 都内8万人超 増加ペース速まる

東京都は14日、木曜日としては2番目に多い1502人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表し、都内で感染が確認されたのは合わせて8万人を超えました。今月8日に7万人を超えてから14日に8万人を超えるまでわずか6日しかかかっておらず、増加のペースが速くなっています。また、都は感染が確認された男女3人が死亡したことを明らかにしました。

20代が379人

東京都は14日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1502人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の今月7日は過去最多の2447人で、木曜日としてはそれに次いで2番目に多くなりました。1日の感染の確認が1000人を超えるのは2日連続です。

年代別は、
10歳未満が48人、
10代が100人、
20代が379人、
30代が293人、
40代が214人、
50代が207人、
60代が113人、
70代が82人、
80代が51人、
90代が15人です。

14日の1502人のうち、およそ38%にあたる578人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ61%の921人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

このほか、海外への渡航歴がある人が4人います。このうち2人は中東に、1人はイギリスに、1人はアメリカに、それぞれ渡航歴があるということです。

濃厚接触者「家庭内」が最多347人

濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く347人、「施設内」が56人、「職場内」と「会食」がそれぞれ46人などとなっています。

このうち「施設内」では、14の医療機関で患者と職員合わせて25人が、14の高齢者施設で利用者と職員合わせて18人が感染したということです。

また、「職場内」では、年明けに出勤して同僚から感染したとみられるケースが多いということで、都の担当者は「人と人の接触を減らすためにテレワークを活用するなど出勤する人を減らす努力をしてほしい」と呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて8万人を超えて8万68人になりました。

7万人を超えたのは今月8日で、8万人を超えた14日までわずか6日しかかかっておらず、増加のペースが速くなっています。

自宅療養 最多の8837人

また、感染が確認されている人のうち、14日時点で入院している人は13日より133人減って3133人、都が確保したホテルなどで療養している人は13日より73人減って908人となりました。

一方、自宅で療養している人は13日より423人増えて8837人となり、過去最多となりました。

また、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は13日より29人増えて6575人でした。

一方、都の基準で集計した14日時点の重症の患者は13日より6人減って135人でした。

また、都は、感染が確認された70代から90代の男女3人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて707人になりました。

感染確認の合計 1週間たたず7万人超から8万人超に

東京都内で、これまでに新型コロナウイルスの感染が確認された人は14日、合わせて8万人を超えました。7万人を超えてから8万人を超えるまでに6日しかかかっておらず、増加のペースがさらに速まっています。

東京都内で感染確認の合計が1万人を超えたのは去年7月22日、2万人を超えたのは、その後1か月余りたった8月27日でした。

その後、3万人を超えたのは去年10月25日で、およそ2か月、さらに4万人を超えたのは、去年11月28日で、1か月余りたってからでした。

そして、5万人を超えたのは、およそ3週間たった去年12月18日、6万人を超えたのは、およそ2週間たった去年12月31日で、増加のペースが速くなります。

そして、7万人を超えたのは、8日たった今月8日。14日に8万人を超えて、8万68人となりました。

7万人を超えてから8万人を超えるまで、わずか6日しかかかっておらず、増加のペースがさらに速くなっています。

都内では、先月31日に感染の確認が初めて1日当たり1000人を超えて以降、2000人や1000人を超える日が相次いでいて、感染の急拡大に歯止めがかからない状態になっています。