長期療養担う医療機関への支援拡充へ 病床確保が狙い 厚労省

新型コロナウイルスの感染拡大で病床がひっ迫するなか、厚生労働省はふだんはお年寄りの療養患者を受け入れている医療機関にも支援を拡充し、治療のめどがたった患者の転院を受け入れることで病床の確保を進めることになりました。

新型コロナウイルスの患者を受け入れている医療機関では感染症の治療のめどがたっても容体が悪化するリスクがあって入院が長期化するケースが多いことが課題になっています。

このため、厚生労働省は高齢者などの長期療養を担う病床を持つ医療機関がこうした患者を受け入れる場合の支援を拡充することになりました。

具体的にはあらかじめ病床を確保する場合、重症患者や中等症患者を受け入れる病床に対しては1床あたり1日4万円あまり、そのほかの病床に対しては1床あたり1日1万6000円を補助することにしています。