毒殺未遂 ロシア野党指導者が療養先から帰国へ 政権に対抗姿勢

化学兵器の神経剤で襲われたとみられているロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏が療養先のドイツから1月17日にロシアに帰国し、プーチン政権に対抗していく姿勢を明らかにしました。

ロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は去年8月、旅客機で移動中に突然意識を失ってドイツの病院で治療を受け、国際的な調査報道グループは、ロシアの治安機関が化学兵器の神経剤を使って襲ったとする調査結果を先月公表しています。

ナワリヌイ氏は13日、自身のSNSにメッセージと動画を投稿し、リハビリが順調に進んでいることを報告したうえで「健康はほぼ回復し、家に帰る時が来た」として、1月17日にドイツから帰国する意向を明らかにしました。

しかし、ロシアでは、治安機関が毒殺未遂疑惑への関与を全面的に否定しているうえ、ナワリヌイ氏に対して詐欺の容疑で捜査を進めていて、帰国すれば身柄を拘束されるおそれも指摘されています。

これについてナワリヌイ氏は「プーチン政権は私の帰国を阻むためあらゆる脅しをかけてくる。『頼むから帰国しないでくれ』と思っているに違いない」と動画の中で述べ、詐欺の疑いを否定し、プーチン政権に引き続き対抗していく姿勢を強調しました。