福井銀行が福邦銀行を子会社化へ 収益力高め生き残り図る狙い

全国で地方銀行の再編が焦点となる中、「福井銀行」が同じ福井県内の地銀、「福邦銀行」の株式の過半数を取得し、子会社化を目指す方針を固めたことが明らかになりました。超低金利や新型コロナウイルスの感染拡大で経営環境は厳しくなっており、経営を統合することで収益力を高め生き残りを図る狙いです。

関係者によりますと、「福井銀行」は、同じ福井県内の「福邦銀行」の株式の過半数を取得し子会社化を目指す方針を固めました。

14日の取締役会で決定したうえで発表する方針で、子会社化した後も福井銀行と福邦銀行の2つのブランドは、維持するとしています。

福井銀行は明治32年の設立で預金残高は去年9月末時点で2兆7179億円、貸出残高は1兆7851億円に上ります。

一方、福邦銀行は、預金残高が4387億円、貸出残高が3170億円で、両行は、去年3月、包括的な業務提携を結んで店舗の集約などに取り組むとともに、資本提携についても検討するとしてきました。

今回、福井銀行が福邦銀行の子会社化に踏み出すのは、超低金利や新型コロナウイルスの感染拡大で経営に打撃が及ぶなか経営を統合しシステムの共同化などさらなる合理化を進めて収益力を高め、生き残りを図る狙いがあります。

地域経済を支える地方銀行の経営環境が厳しさを増していることから、政府・日銀は経営統合などを資金面で支える異例の措置を相次いで打ち出していて、再編の動きが今後、ほかの地銀にも波及していくかが焦点となります。