首都圏の鉄道各社 終電を最大30分程度繰り上げへ

緊急事態宣言に伴って首都圏の鉄道各社は、来週20日から終電の繰り上げを路線ごとに発表しました。最大で30分程度早まるということで、各社では利用路線の時刻表をホームページなどで確認してほしいとしています。

発表したのは、JR東日本や私鉄各社など首都圏の鉄道22社と東京都交通局と横浜市交通局で、いずれも今月20日から終電を繰り上げます。

このうちJR東日本では、山手線、京浜東北線、中央線、総武線など11の路線で、10分から30分程度繰り上げるとし、JR新宿駅では、駅員がポスターをはったり、電光掲示板や構内放送で知らせたりしていました。

JR東日本の市川東太郎常務執行役員は「深夜の人の流れを抑制するための要請に基づくもので、緊急事態発令中は対応を続け、発令が延長になれば、対応も続けたいと考えています」と話していました。

また、私鉄各社の発表によりますと西武鉄道では西武池袋線、西武有楽町線、西武新宿線で、下り列車を10分から20分程度繰り上げます。

京王電鉄では、京王線と井の頭線で上下線でおおむね10分から30分程度繰り上げます。

小田急電鉄では、小田急線の新宿駅を午前0時半以降に出発する列車の運転を取りやめます。

このほか、東京メトロと都営地下鉄でも全路線でおおむね10分から20分程度など、都心を中心に行き来する各社で繰り上げが行われます。

鉄道各社の対応は、緊急事態宣言に伴って国と東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県から要請を受けたもので、詳しい内容は利用路線の時刻表をホームページなどで確認してほしいとしています。

他の私鉄は

東武鉄道は、東武スカイツリーライン、東武アーバンパークライン、東武東上線で最大で18分繰り上げます。

京成電鉄は、京成押上線で14分の繰り上げます。

東急電鉄は、こどもの国線を除く全線で3分~28分繰り上げます。

京浜急行電鉄は、京急本線、久里浜線、逗子線で、平日のみ10分~30分繰り上げます。

相模鉄道は、全線で12分~18分繰り上げます。