東京パラリンピック ボッチャ日本代表 杉村など5人新たに内定

東京パラリンピックの球技、ボッチャの日本代表にリオデジャネイロ大会の団体で銀メダルを獲得した杉村英孝選手など5人が新たに内定しました。

脳性まひなどで、運動機能に重い障害がある人のために考案された球技のボッチャは、赤と青のボールを投げ合って白い的球にどれだけ近づけられるかを競います。

東京パラリンピックの日本代表については、おととし12月の日本選手権で、すでに4人が内定していますが、日本ボッチャ協会は世界ランキングなどをもとに、新たに5人の選手の内定を発表しました。

リオデジャネイロ大会、団体銀メダルのメンバーでは、脳性まひなどのクラスで杉村英孝選手が、脳性まひなどの障害が重いクラスで、藤井友里子選手がともに3大会連続のパラリンピック出場を決めました。

また、障害が最も重いクラスでは高橋和樹選手が2大会連続出場となったほか、田中恵子選手が初出場となりました。

さらに脳性まひ以外の障害のクラスでは、古満渉選手が初出場です。

これで、ボッチャの日本代表は合わせて9人が内定しましたが、開催国枠のうち残り1人については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で国際大会が延期されて、障害の程度を決めるクラス分けが行われていないため、内定が出せない状況だということです。

協会ではIPC=国際パラリンピック委員会に今後の見通しなどを確認しているということです。

杉村英孝選手

杉村英孝選手は静岡県伊東市出身の38歳。

生まれた時から脳性まひの障害があり、ボッチャは19歳のときに障害者施設の職員に勧められて始めました。

持ち味は正確なコントロールで、前回のリオデジャネイロ大会はキャプテンとして団体戦の司令塔を務め、日本初の銀メダル獲得に貢献しました。

おととしの日本選手権では同じ団体メンバーの廣瀬隆喜選手に決勝で敗れましたが、今回の内定で3大会連続出場となりました。

藤井友里子選手

藤井友里子選手は富山県魚津市出身の48歳。

生後10か月で脳性まひとなった藤井選手は、20代後半でボッチャを始めました。

2回目のパラリンピック出場となった前回のリオデジャネイロ大会では団体の銀メダル獲得に貢献。

3年前の世界選手権でも団体の銀メダルを獲得しましたが、翌年の日本選手権で若手の選手に決勝で敗れ、惜しくも内定を逃していました。

今回の内定で藤井選手は3大会連続のパラリンピック出場となりました。

高橋和樹選手

高橋和樹選手は埼玉県草加市出身の40歳。

高橋選手は高校2年生の時、柔道の試合中に首を骨折し、首から下が動かなくなりました。

ボッチャは東京パラリンピックに出場しようと招致が決まってから始め、競技歴わずか2年でリオデジャネイロ大会に出場を果たしました。

去年のアジア・オセアニア選手権では障害が最も重いクラスのペアで初めて銀メダルを獲得しました。

東京パラリンピックは2大会連続での出場となります。

古満渉選手

古満渉選手は広島市出身の35歳。

先天性の難病「脊髄性筋萎縮症」で、8年前にボッチャを始めました。

広島市役所で働きながら練習を重ねて、4年前の日本選手権では初優勝を果たしました。

持ち味である投球の精度にさらに磨きをかけ、初めてのパラリンピックとなる東京大会でメダル獲得を目指しています。

田中恵子選手

田中恵子選手は石川県小松市出身の38歳。

脳性まひがある田中選手は20代前半の時に、生活していた障害者施設でボッチャを知り、競技を始めました。

去年のアジア・オセアニア選手権では、障害が最も重いクラスのペアで初めて銀メダルを獲得しました。

パラリンピックは東京大会が初めての出場となります。