埼玉 巨大つららの観光名所 緊急事態宣言の中 対策とって営業

緊急事態宣言が出される中、埼玉県横瀬町の人工的に作った巨大なつららを楽しめる観光名所では、土日祝日の終了時間を繰り上げるなど新たな対策を決めて、今シーズンの営業を始めました。

埼玉県横瀬町芦ヶ久保では、地元の住民グループが冬の観光名所にしようと8年前からつらら作りに取り組んでいます。

山の斜面にはわせたパイプから沢の水を流し、自然の寒さで凍らせたつららは、高さ30メートル、幅200メートルにわたり山肌一面を覆っています。

当初は今月8日にオープンする予定でしたが、緊急事態宣言が出されたため、新たに感染防止対策をとって、12日から今シーズンの営業を始めました。

具体的には、
▼入場者数の制限や事前予約制の導入に加え、
▼金曜日のライトアップの中止や、
▼土日祝日の終了時間を1時間繰り上げて午後7時にすることなどを決めたということです。

横瀬町観光協会の若林定之さんは「開催するか悩みましたが、このつららが秩父の観光振興につながっていることもあり、開催を決めました。感染対策をして、楽しんでもらえればと思います」と話していました。

このつららは来月23日まで楽しめる予定ですが、今後の感染状況によっては変更になる可能性があります。