半導体不足で自動車メーカー減産へ ホンダは主力の米中も減産

半導体不足から世界の自動車メーカーが減産を余儀なくされています。ホンダは、国内に続いて主力市場のアメリカや中国でも減産することになり、影響がさらに広がっています。

自動車メーカーの間では、車向けの半導体が品薄になり必要な量を調達するのが難しくなっているという理由で減産に踏み切る動きが広がっています。

国内のメーカーではトヨタ自動車がアメリカ南部、テキサス州の工場で、ホンダが三重県の鈴鹿製作所で、日産自動車が神奈川県の追浜工場ですでに生産を減らす方針を明らかにしているほかSUBARUも減産を検討しています。

ホンダは、さらに北米のアメリカとカナダの工場で減産するほか、中国の工場でも減産を検討していることを明らかにしました。

このうち北米での減産は数千台にのぼる見通しです。

半導体不足の背景には、通信規格の5Gの関連機器や、パソコン、ゲーム機向けの需要が増えていることがあるとみられています。

車の基幹部品に使う半導体が十分に調達できていないメーカーもあり、影響がどこまで広がるか懸念されます。