クラスターと認定された横浜刑務所 新たに集団感染が発生

法務省は、新型コロナウイルスのクラスターと認定された横浜刑務所で、新たに受刑者25人と職員2人が陽性となり、集団感染が発生したとして、感染経路を詳しく調べています。

法務省によりますと、集団感染が確認されたのは、横浜市港南区の横浜刑務所です。

先月15日に30代の男性刑務官の感染が確認されて以降、受刑者と職員の感染が相次いでいて、これまでに合わせて8人が陽性になり、横浜市はクラスターが発生したと判断しています。

このため、感染した人と同じ工場で作業をしていた受刑者およそ60人についてPCR検査を行うなどした結果、新たに受刑者25人と職員2人が陽性となりました。

いずれも、重症の人はいないということで感染した受刑者や濃厚接触と認定された受刑者は個室に隔離し、刑務作業については一時的に取りやめています。

また、外部からの出入りや受刑者の面会を停止し、今後、入所しているすべての受刑者を対象に抗原検査を実施することにしています。

法務省は、職員を通じて感染が拡大した可能性があるとして、感染経路を詳しく調べています。