野党 補正予算案の組み替え要求を確認 事業者支援などが不十分

新型コロナウイルス対策をめぐって、立憲民主党など野党側は、今年度の第3次補正予算案は、緊急事態宣言前に編成され、事業者への支援などが不十分だとして、政府に組み替えを求めていくことを確認しました。

先月決定された政府の今年度の第3次補正予算案は、新型コロナウイルスの感染防止や経済対策などのため、19兆円余りを追加で支出する内容で、来週18日に召集される通常国会に提出される予定です。

この補正予算案について、立憲民主党、共産党、国民民主党の国会対策委員長らは国会内で会談し、対応を協議しました。

その結果、予算案は緊急事態宣言前に編成されたもので、現時点では必要性が低い「Go Toトラベル」などに費用が計上されたままであり、事業者や医療機関への支援などが不十分だとして、政府に組み替えを求めていくことを確認しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に対し「医療がひっ迫し、雇用危機もあり、お金の使い方が間違っている。国民の声に耳を傾ければ、組み替えをしてしかるべきだ」と述べました。