新型コロナ 世界の感染者9000万人超 感染拡大に歯止めかからず

新型コロナウイルスの感染者が世界全体の累計で9000万人を超えました。一部の国ではワクチンの接種が始まりましたが、変異したウイルスが各国に広がるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体で新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の11日午後3時の時点で9027万9044人と、9000万人を超えました。

世界の感染者数が1000万人に到達するまでの日数は166日でしたが、その後、1000万人増えるペースは徐々に速まっていて、8000万人から9000万人までは15日と、8000万人に達したときと同じく、これまでで最も短くなりました。

感染者が最も多いアメリカでは、先月からワクチンの接種が始まりましたが、今月2日にこれまでで最も多い30万人余りの感染者が確認され、その後も1日の感染者数が20万人を上回る日が多くなっています。

また、イギリスでは変異したウイルスが見つかり、その後、この変異ウイルスは他のヨーロッパの国々や中東、それにアジアなどでも確認されたほか、南アフリカでも別の変異ウイルスが見つかっていて、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。