東京都 新型コロナ 1219人感染確認 7日連続1000人超

東京都内では11日、1219人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1日の感染の確認は7日連続で1000人を超えました。

都の担当者は「年末年始の友人や家族との会食で感染が広がっている。先週からは仕事も始まり、職場にウイルスが持ち込まれることを警戒している」として、3連休明け12日以降もテレワークを行うなど、人と人との接触を避けるよう呼びかけています。

東京都は、11日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1219人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が1000人を超えるのは7日連続です。

また月曜日としては1週間前の1月4日の884人を大幅に上回って初めて1000人を超え、これまでで最も多くなりました。

都の担当者は「年末年始の友人や家族との会食で感染が広がっていて、若い人だけでなく高齢者も会食の場で感染している。先週からは仕事も始まり、知らず知らずのうちに職場にウイルスが持ち込まれることを警戒している」として、3連休明けの12日以降もテレワークを行うなど人と人との接触を避けるよう呼びかけています。

11日感染が確認された1219人の年代別では、
▼10歳未満が37人、
▼10代が72人、
▼20代が356人、
▼30代が204人、
▼40代が183人、
▼50代が177人、
▼60代が75人、
▼70代が58人、
▼80代が39人、
▼90代が18人です。

また、▼およそ38%にあたる461人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、▼およそ62%の756人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

このほか、▼アメリカとフランスに渡航歴のある人が2人いるということです。

濃厚接触者の内訳は、
▼「家庭内」が270人と最も多く、次いで
▼「会食」が56人、
▼「施設内」が33人
▼「職場内」が23人などとなっています。

このうち「会食」では12月28日に10人で飲み会をした20代の男性が感染したことが報告されています。

また1月2日に家族や親戚と会食をした80代の男性が感染したケースもありました。

「施設内」では▼6つの医療機関で患者と職員合わせて14人が感染したほか、▼8つの高齢者施設で利用者と職員合わせて17人の感染が確認されています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて7万6163人になりました。

一方、11日時点で入院している人は10日より116人増えて3355人となり、過去最多となりました。

「現在確保している病床に占める割合」は83.8%となっています。

このうち、都の基準で集計した11日時点の重症の患者は、10日より3人増えて131人とこれまでで最も多くなり、重症患者用の病床の52.4%を使用しています。

また、感染が確認されている人のうち、▼自宅で療養している人は10日より485人増えて7494人となり過去最多となりました。

▼都が確保したホテルなどで療養している人は10日より8人増えて1043人です。

このほか、▼医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は101人増えて7031人と過去最多となりました。

また、都は、感染が確認された60代から80代の男女4人が死亡したことを明らかにしました。

このうち80代の女性は入居していた有料老人ホームで感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて689人になりました。