神奈川 新型コロナ 999人感染確認 3日連続で最多を更新

神奈川県内では9日、過去最多となる999人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。1日の発表数が、900人を超えるのは、これが初めてで、3日連続で過去最多を更新しました。

神奈川県や保健所を設置している各自治体は9日、過去最多となる合わせて999人の感染を発表しました。

1日の発表数が900人を超えるのは、これが初めてです。また、過去最多の更新は、3日連続となりました。

内訳は、
▽横浜市が461人、
▽川崎市が226人、
▽県の発表分が199人、
▽相模原市が53人、
▽横須賀市が33人、
▽藤沢市が27人で、
横浜市と川崎市、それに相模原市がそれぞれ過去最多の人数です。

年代別では、
▽10歳未満が40人、
▽10代が66人、
▽20代が245人、
▽30代が166人、
▽40代が145人、
▽50代が148人、
▽60代が72人、
▽70代が56人、
▽80代が43人、
▽90代が16人、
▽100歳以上が2人となっています。

症状別では、
▽重症が2人、
▽中等症が17人、
▽軽症か無症状が942人、
▽調査中が38人です。

また、全体のおよそ6割にあたる606人は、感染経路がわからないということです。

横浜市では、市内の介護老人保健施設で利用者2人の感染が確認され、関連する感染者は合わせて6人となり、市は新たなクラスターが発生したとしています。

このほか、すでに19人が感染している市内の別の介護老人保健施設では、新たに職員3人と利用者12人の感染が確認され関連する感染者は34人となりました。

県発表分では、綾瀬市内の高齢者の入居型施設で80代から100歳代の入居者4人の感染が確認され、この施設に関連する感染者は8人となり、県は新たなクラスターが発生したとしています。

また、すでにクラスターとなっている海老名市の「オアシス湘南病院」では職員1人の感染が確認され、関連する感染者は24人となりました。

川崎市では、すでにクラスターとなっている病院と老人ホームの合わせて4つの施設で、新たに13人の感染が確認されています。

相模原市では、年末に横浜市の飲食店で開かれた会食に参加した10代から40代の男女6人の感染が確認され、市は、会食によるクラスターが発生したとしています。

また、すでにクラスターとなっている高齢者のグループホームで新たに入所者5人の感染が確認され、関連する感染者は24人となりました。

9日は、4人の死亡も発表されました。

横浜市の80代の男性と、川崎市の80代と90代の女性、それに大磯町の70代の女性で、いずれも入院していた医療機関で死亡が確認されました。

県内では8日の時点で入院患者が748人、自宅やホテルなどで療養している人は3455人で、いずれもこれまでで最も多くなっています。

また、8日の時点ですぐに使える重症患者用の病床は91床で、このうち86床が使用され、使用率は94%でした。

また、軽症や中等症用の病床の数は782床で、このうち559床が使用され、使用率は84%に上っています。

NHKのまとめでは、県内で発表された感染者はこれで2万6616人となり、このうち315人が死亡しています。