宮崎県 独自の緊急事態宣言 外出自粛や営業時間短縮を要請

新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むため、宮崎県は県独自の緊急事態宣言を出し、9日から県内全域で外出の自粛や飲食店の営業時間短縮を要請を始めました。

宮崎県内では、7日、105人の感染が発表されるなど、今月に入って新型コロナウイルスの感染者が急増しています。

宮崎県によりますと、8日までの直近1週間の、人口10万人あたりの新規の感染者数は、36.4人と首都圏に匹敵する状況となっています。

こうしたことから宮崎県は県独自の緊急事態宣言を出し、9日から今月22日まで県内全域で通勤・通学や生活必需品の買い出しなどを除いて、原則、外出を自粛することや飲食店の営業時間を午後8時までに短縮するよう要請を始めました。

JR宮崎駅前の大型商業施設は、通常の週末とは異なり、9日は3連休の初日にもかかわらず、人出は少なく閑散としていました。

宮崎市の70代の女性は、「どうしても出かけないといけないときは、なるべく人が少ない時間帯を選んでいます。買い物も食品などがなくなるギリギリまで待って外出の機会を減らそうと思います」と話していました。