世界各国から非難 トランプ大統領支持者ら議会占拠

トランプ大統領の支持者らがアメリカ連邦議会の議事堂を一時占拠する事態となったことに各国からは非難や、皮肉を交えた批判の声が上がっています。

このうち、イギリスのジョンソン首相は「トランプ大統領が人々に議会に向かうよう促したことや自由で公正な選挙の結果を疑い続けていることは、完全に間違っていると思う」と述べ、トランプ大統領の対応を強く非難しました。

フランスのマクロン大統領はビデオメッセージを出し「世界で最も歴史のある民主主義の国の一つで、現職大統領の支持者が正当な選挙結果に対して暴力を伴って異議を唱えたことで、投票という普遍的な理念が傷つけられた」と批判しました。

ドイツのメルケル首相は「怒りと悲しみを感じた。トランプ大統領が去年11月から自分の敗北を認めてこなかったことを非常に遺憾に思う」と述べました。

また、イランのロウハニ大統領は「欧米の民主主義の衰退を示すものだ。大衆に迎合するポピュリストがこの4年間で国に損害を与え、威信を傷つけた」と述べました。

一方、ロシア外務省のザハロワ報道官は地元メディアに対し「アメリカの選挙制度は古びていて、現代の民主主義の基準を満たしていない」と批判しました。

また、ボロジン下院議長は「民主主義の手本として引き合いに出すことは意味がなくなった」と指摘し、アメリカは、各国の選挙の正当性などを批判する資格はないと主張しました。

さらに、中国外務省の華春瑩報道官は、記者会見で「香港で2019年にデモ隊が立法会に乱入した時は香港の警察は自制心を保ち、1人の死者も出なかった。アメリカのメディアは今回のことを暴力事件や暴徒、恥とまで言って非難しているが、香港のデモ隊のことをアメリカの役人や議員、一部のメディアは、民主の英雄などと美化していたではないか」と述べ、アメリカの対応を皮肉りました。