都内の感染状況「全く異なるステージに 極めて深刻」小池知事

東京都の小池知事は記者会見で、都内の感染状況について「全く異なるステージに入り極めて深刻だ」と述べ強い危機感を示したうえで、9日からの3連休も含めて、緊急事態宣言の期間中は最大限外出を控えるよう改めて都民に要請しました。

このなかで小池知事は「感染状況がこれまでとは全く違うということがいちばん大きなポイントだ。全く異なるステージに入り極めて深刻だ」と述べ、都内での急速な感染拡大に強い危機感を示しました。

そのうえで小池知事は、「人の流れを止めることや人と人との接触を抑えることが肝要だ。都民、事業者、行政が一体となって人の流れを抑制することを徹底していきたい」と述べ、8日から始まった緊急事態宣言の期間中は最大限外出を控えて、特に午後8時以降の外出をやめるよう改めて都民に要請しました。

そして、9日からの3連休も外出せずに自宅で過ごすよう呼びかけました。

そのうえで、「ぎりぎりの状況で、この難局を乗り越えるためには都民のさらなる協力が必要不可欠だ。違う局面に変わっていることを一人一人が強く認識してほしい」と呼びかけました。

このほか小池知事は、宣言の解除に必要な状況を問われたのに対し、7日西村経済再生担当大臣が都の場合は感染確認が1日当たりおよそ500人の水準となるという目安を示したことに触れ、「500人となれば、必要なベッド数なども下がり、負荷も下がってくる。国が定めているステージ3は1つの目標になると思う」と述べました。