時短要請で休業する居酒屋も 午後8時まででは集客見込めず

首都圏の1都3県を対象にした政府の緊急事態宣言を受け、東京都内にある居酒屋チェーンの中には、集客が見込める午後8時以降に営業できなくなることで経営に影響があると判断し、休業を決めた店もあります。

営業時間を午後8時までとする要請を受けて、全国で居酒屋チェーンなどを展開する会社では、東京と神奈川にある4つの直営店のうち3店舗を当面、休業することを決めました。

集客が見込める午後8時以降の時間帯に営業できなければ、人件費や光熱費などがかさんで赤字が広がるおそれがあると判断し休業に踏み切るということで、東京・新宿区にある店では7日夜、休業を知らせる案内が入り口に貼られていました。

夫婦で訪れた30代の女性は「最近は客も少なくなったことから、午後8時までだと居酒屋として営業を続けるのは難しいのかなと思います。雰囲気がよく居心地もいい楽しい店なので寂しいです」と話していました。