新型コロナ 病床の使用率 東京や神奈川では80%超える

政府が7日に緊急事態宣言を出すことを決める方針の東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県では、新型コロナウイルスに感染した入院患者の増加が続き、東京都や神奈川県では病床の使用率が80%を超え、ひっ迫の度合いが増しています。

東京都

このうち東京都では4日の時点で入院している人の数は2995人で、確保している病床数、3500に対する使用率は85.6%となっています。

患者の増加とともに病床の使用率は上がり続けていて、
▽12月30日には68.1%だったのが、
▽31日に70%を超えて74.1%
▽今月1日に78%
▽2日に79.8%
そして、
▽3日には80%を超えて82.9%
▽4日には85.6%となっています。

また、重症患者用の病床の使用率も4日の時点で49.1%と50%に迫っています。

神奈川県

神奈川県では4日の時点で入院している人は673人で、すぐに患者を受け入れることができる「即応病床数」838に対する使用率は80.3%となっています。

病床の使用率は東京都と同様の傾向で上がり続けていて、
▽12月25日に71.3%と70%を超えた後、
▽30日に75.7%
▽31日に76.3%
▽今月1日に77.9%
▽2日に78.8%
▽3日に79.5%と上昇し、
▽4日には80%を超えて80.3%となっています。

また、重症患者用の病床のひっ迫状況も同様に厳しくなっていて、
▽12月30日に70.0%
▽31日に74.0%
▽今月1日に76.8%
▽2日に78.0%と上昇し、
▽3日には80%を超えて81.3%
そして、
▽4日には89.8%となっています。

埼玉県

埼玉県では4日の時点で815人が入院していて、すぐに患者を受け入れることができる「即応病床」の使用率は65.1%となっています。

千葉県

千葉県では4日の時点で517人が入院していて、すぐに患者を受け入れることができる「即応病床」の使用率は56.0%となっています。