山形市長 10人で飲酒伴う会食 市職員の懇親会に出席

山形市の佐藤孝弘市長が先月、飲食店で開かれた市職員の懇親会に出席し、合わせて10人で飲酒を伴う会食をしていたことが分かりました。佐藤市長は「対策を行って実施したが、問題がなかったとは思っていない。批判の声もあり、真摯(しんし)に受け止めていきたい」と話しています。

山形市によりますと先月28日、市内の飲食店で秘書課の懇親会が行われ、佐藤市長は職員らとともに合わせて10人で飲酒を伴う会食をしたということです。

店を貸し切りにしたほか、料理を口に運ぶ時以外はマスクを着用する「マスク会食」で実施し、隣の人と間隔をあけて座り、席の移動は行わなかったということです。

政府が大人数での会食をできるだけ控えるよう呼びかける中、山形市では職員の会食について、去年3月から5月までは全面的に禁止していましたが、6月からは経済との両立の観点から認めていました。

ただし、参加人数については特に明言していないということです。

佐藤市長は5日、報道各社の取材に応じ「経済との両立という観点から非常に難しい問題だと認識し、悩みながら総合的に判断してきた。対策を行って懇親会を実施したが、問題がなかったとは思っていない。すでに批判の声があり、真摯に受け止めて反省すべきところは反省したい」と話しています。