関西企業は在宅勤務強化の動き 大阪は人出少ない仕事始めに

多くの企業で4日は仕事始めとなりました。関西では新型コロナ対策で在宅勤務を強化したり、新年のあいさつを自粛するよう呼びかけする動きが広がっており、大阪市中心部では例年より人出の少ない1日となりました。

大阪市に本社がある飲料メーカー「ダイドードリンコ」は、新型コロナの感染拡大を防ぐため12月4日、府内に勤務するおよそ400人の社員を対象に、来客対応などを除いて原則、在宅勤務をするよう通知しました。

その後も、感染拡大が続いているとして、12月25日、会社では在宅勤務強化の期限を1月15日までに延ばしたということです。

また、「パナソニック」は、年明けの勤務について、1月11日まで可能なかぎり出社を控え、テレワークなどを活用するよう社員に通知を出しています。

このほか、大阪市に本店がある「関西みらい銀行」は、恒例となっている取引先企業が来店しての新年のあいさつを自粛するよう呼びかけました。

去年は仕事始めの日とその翌日の2日間に本店だけで取引先企業350社の幹部があいさつに訪れたということで、ことしは密集を避けるためにこのような措置を取ったということです。

こうした動きから大阪市中心部では例年より人出の少ない1日となりました。