株価 値下がり 緊急事態宣言の影響懸念もワクチン普及へ期待

ことし最初の取り引きとなった4日の東京株式市場は、株価が値下がりしました。首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言の発出が検討されるなど、経済活動に影響が出ることへの懸念から幅広い銘柄に売り注文が出ました。

▽日経平均株価、4日の終値は去年の年末より185円79銭安い2万7258円38銭。

▽東証株価指数=トピックスは10.09下がって1794.59。

▽1日の出来高は9億5648万株でした。

4日の東京株式市場では取り引き開始からまもなく、再び緊急事態宣言が発出されるのではないかという見方が広がり、日経平均株価が400円余り値下がりする場面もありましたが、その後はワクチン普及への期待などから下げ幅は縮小しました。

市場関係者は「日経平均株価は去年の年末に31年ぶりの高値水準まで上昇していたため、利益を確定させる売り注文も出やすくなっている。投資家の間では、緊急事態宣言が出される場合の具体的な内容や期間がどうなるかが注目されている」と話しています。