阿波おどりの新春特別公演 コロナ対策し実施 徳島

徳島市で新春恒例の「阿波おどり」の特別公演が、新型コロナウイルス対策を実施したうえで行われました。

徳島市の「阿波おどり会館」では、お正月を徳島で過ごす人に阿波おどりを楽しんでもらおうと毎年、年始に特別公演が行われます。

去年、夏の風物詩としての祭りは新型コロナの影響で中止となりましたが、今回は入場者数を通常の半分以下にするなどの対策をとったうえで行われました。

3日に出演したのは「有名連」と呼ばれる高い技量を持つ踊り手グループの1つ「阿波扇」です。
フェイスシールドをつけた踊り手たちが、鐘や笛などの特有のお囃子に合わせて、赤や青の扇を優雅に回転させながら、迫力ある男踊りや、しなやかな女踊りを披露すると、会場からは拍手がわき上がりました。

公演の途中には阿波おどりを体験する時間も設けられ、観客たちは観客席で踊り手の動きをまねながら、伝統の踊りを楽しんでいました。

夫婦で訪れた40代の女性は「扇がきれいで、体験もできて楽しかったです。ことしの夏は阿波おどりを開催してほしいという気持ちもあり、見られてよかったです」と話していました。